テレワークプロジェクト開始

それは、1本のメールから始まった。

今年の夏にまたピアニストのJohn Di Martinoさんを訪ね、ニュージャージーへ行く予定だったが、この度のコロナの事もあり中止にすることを連絡した。
去年2月にニューヨークでレッスンを受けたときに、ジョンさんから「今度是非レコーディングをしよう」と声をかけていただき、当初は実現したらすごい話だな、くらいにしか思っていなかったのだが、ふと年が改まってから「何かやらなくちゃ」という気持ちが起こり、とんとんと現地でのアポを取るまで行っていた話だった。

私は来年また改めてというつもりで書いたメールだったが、ジョンさんはこの状況では来るのは無理だろうなと言いつつも、「それならリモートでやればいい」と即座に提案してきた。
ジョンさんが自宅スタジオでピアノ演奏、またアレンジによっては打ち込みでリズムセクションやホーンなどを入れた音源を作成し、データで受け取り私は日本のスタジオでボーカルを録音、それをミックスするという手順だ。

本当はスタジオで対面してピアノの生伴奏を聴きながら歌うという、究極の贅沢なレコーディングができることを一生モノの記念行事としてとても楽しみにしていたが、こういう時こそ発想の転換が必要。

実は仕事の方でも似たような事が起こっていた。
絶対に現地で集まってやらなければならないという固定観念で伝統的に続いていた事業が、オンラインでもできるという運びになった。

考えてみれば、それだけ貴重な録音の機会は限られた時間しかない。万一体調不良でコンディションが悪かったりしても日程をずらすことができないし、納得のいくテイクが録れずに時間切れとなる、といった一発録りのリスクはある。

多くのボーカルアルバムは、伴奏トラックを別録りして、ボーカルトラックは納得いくテイクを十分に時間を使って録るのが王道なので、敢えてハードルの高いことをやろうとしていたのだ。

それまでは夏前になったら練習を始めて、などといまひとつエンジンのかからなかった私が、急にシャキッとなった。

そんなわけで、コロナの怪我の功名でリモートワークプロジェクトが始まる。

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